次のマウスピースが入らないときは?戻す判断と受診目安

次のマウスピースが入らないときは?戻す判断と受診目安

まずすること

次のマウスピースが最後まで入らない、片側だけ大きく浮く、鋭い痛みがある場合は、強くかんで押し込まず交換を止め、担当医院へ連絡してください。

現在と一つ前の装置を捨てず、装置番号、交換日時、浮く場所が分かる写真を用意します。前の段階へ戻すかは、医院の指示を確認して決めます。

「きつい」と「入らない」を分ける

状態対応
全体が入り、均等に締め付ける交換直後の範囲か、指示された装着方法を確認
歯と装置に部分的な隙間場所を撮影し、交換を進めず医院へ共有
片側が入らない・装置が変形無理に装着せず使用可否を確認
強い痛み・腫れ・歯の変色早めに診察を受ける

入らないときの確認手順

STEP.1
装置番号と上下を確認
予定した番号か、上下を取り違えていないか確認します。
STEP.2
破損・変形を見る
ひび、折れ、高温による変形、汚れを明るい場所で確認します。
STEP.3
口の中を確認
アタッチメントの脱離、腫れ、傷、治療した詰め物がないか確認します。
STEP.4
写真を撮る
正面、左右、浮く場所、装置番号を撮ります。
STEP.5
医院へ連絡
直前の装着時間、交換日、痛み、装置の状態を伝えます。

次のマウスピースが入らない原因

装着時間が足りず歯の移動が追いついていない

外していた時間が長い、交換を早めたなどで、計画した位置まで歯が動いていない可能性があります。

アタッチメントが取れた

歯につけた突起が外れると、予定した力を加えにくい場合があります。自分で接着しません。

装置の取り違え・変形

番号違い、上下の取り違え、熱湯や高温の車内による変形などでも適合しなくなります。

治療計画と歯の動きにずれがある

装着時間を守っても歯の動きに個人差があり、再スキャンや追加アライナーが必要になる場合があります。

前のマウスピースに戻してよい?

一つ前の装置が無理なく入り、医院から一時的に戻すよう案内されることはあります。しかし、前の装置が変形している、現在の歯に合わない、治療上戻すべきでない場合もあるため、自己判断で何段階も戻しません。

チューイーで押し込めばよいとは限らない

チューイーは医院の指示の範囲で適合を助ける道具です。明らかに入らない装置を長時間かみ込み、強い痛みを我慢するためには使いません。

医院へ伝える内容

  • 現在と次の装置番号
  • 交換予定日と実際に交換した日時
  • 直前1週間の装着時間
  • 入らない場所と隙間の写真
  • アタッチメント、破損、痛み、腫れの有無

よくある質問

一晩つければ入りますか?

原因が適合の遅れか装置の変形か判断できないため、強く押し込まず医院へ確認してください。

交換日を1日遅らせてもよいですか?

交換間隔は治療計画で異なります。遅らせる・早める判断を担当医へ確認します。

休日で医院と連絡が取れません

無理な装着を避け、医院の緊急連絡方法を確認します。顔の強い腫れ、呼吸・飲み込みの困難、重い外傷は救急対応を検討します。

まとめ

次のマウスピースが入らないときは交換を進めず、装置番号、破損、アタッチメント、浮く場所を確認します。現在と前の装置を保管し、どちらを使うか担当医院の指示を受けてください。

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参考文献


参考
マウスピース型矯正装置に対する本会の見解日本臨床矯正歯科医会


参考
What is an Orthodontic Emergency?American Association of Orthodontists


参考
後悔しない矯正歯科へのかかり方日本臨床矯正歯科医会