矯正ゴムの色は選べる?|カラーモジュールの役割と選び方

矯正ゴムの色は選べる?|カラーモジュールの役割と選び方

ワイヤー矯正で歯の表面に見える色付きの小さな輪は、ワイヤーを装置に留める部品です。カラーモジュールなどと呼ばれ、医院が扱う色から選べる場合があります。ただし、どの矯正装置にも付けられるわけではありません。

「矯正のゴム」には用途の違うものがあります。ここでは主に、歯の表面の金具に付く小さな輪の色を扱います。

色付きの輪は、上下にかけるゴムとは別の部品

歯に付けた小さな装置がブラケットです。その溝へ通したワイヤーを、外れないように留める輪を「結紮(けっさつ)用のゴム」といいます。ゴムの代わりに細い金属線で留める方法もあります。

ゴムの種類付ける場所と目的
カラーモジュールなどの小さな輪ブラケットの周りに付け、ワイヤーを溝に留める
上下の歯にかけるゴム(顎間ゴム)上下の装置にかけ、かみ合わせの調整に使う
輪が連なったゴム(パワーチェーン)複数の歯の装置に付け、歯を動かす力を加える

見た目が似ていても、役割は同じではありません。自分で着け外しする指示を受けた顎間ゴムと、医院で付ける小さな輪を取り違えないようにしましょう。


参考
Glossary:Ligating Modules・Ligature・Elastics・Power Chain(米国)米国矯正歯科医会 AAO

色を選べるかは、ブラケットの仕組みで変わる

ワイヤーをゴムで留めるタイプなら、色の選択肢がある場合があります。一方、装置自体にワイヤーを留めるふたやクリップがあるタイプは、同じような輪を必要としません。この仕組みを「セルフライゲーション」と呼びます。

白い・透明なブラケットでも、留め方は製品によって違います。「装置が白いから色は選べない」「金属の装置なら必ず選べる」とは決めず、自分の装置の留め方を診察で聞いてください。


参考
Frequently Asked Questions:ワイヤーの留め方・色付きの輪(米国)米国矯正歯科医会 AAO

好みの色は、医院の実物見本で絞る

まず「目立ちにくくしたい」「色を楽しみたい」のどちらに近いかを伝えます。そのうえで、医院の実物見本を見せてもらい、用意されている色と組み合わせを相談しましょう。スマートフォンの写真だけで、口元での見え方を決める必要はありません。

選ぶときは、次の診察までに写真撮影や行事の予定があるかも伝えると、希望を説明しやすくなります。特定の色で歯が必ず白く見える、変色しない、といった効果は保証できません。気になる場合は、使う製品の色の変化や手入れについて担当者へ聞きます。

交換したくなったら、次の診察で希望を伝える

AAOは、輪を一般に診察のたびに交換すると説明しています。ただし、あなたの交換時期は装置と治療計画で変わります。自分で輪を外したり、市販の輪へ付け替えたりせず、予約時に色を変更したいと伝えてください。

輪が取れた場合も、色だけの問題として扱わず、どの歯の輪かを医院へ連絡します。次回まで待てるか、調整が必要かを確認しましょう。


参考
What to do if your fixed brace breaks:色付きの輪が取れた場合(2024年1月版)University Hospitals Plymouth NHS Trust

資料確認日:2026年9月23日。米国学会の装置の説明を参照しています。日本の各医院で扱う製品・色・交換料金は、受診先で確認してください。