インビザラインのリファインメントは、最初に作った一連のマウスピースを使った後、実際の歯の位置に合わせて治療計画を調整することです。調整後に作る装置は「追加アライナー」と呼ばれます。追加になっただけで、治療が失敗したとは決まりません。
リファインメントは計画の見直し、追加アライナーは新しい装置
歯が動いた結果を診察し、最初の計画との差や、残っているかみ合わせを確かめます。必要なら、口の中を小型カメラで読み取る口腔内スキャンなどで歯型を取り直し、新しい装置を作ります。医院によって「修正」「追加」と呼び方が違うため、何を作り直すのかを確認してください。
追加が必要になる理由は一つではない
- 回転や上下移動など、一部の歯が計画どおりに動かなかった
- マウスピースと歯の間に浮きが続いた
- かみ合わせを仕上げる調整が必要になった
- 治療途中で目標を見直した
2026年に公開された、クリアアライナー全般の20研究を集めた系統的レビューでは、追加治療に関係する条件は研究によって定義が異なり、歯並びの複雑さや動かし方など複数あると整理されています。系統的レビューとは、決めた方法で複数の研究を集めて検討する研究です。インビザラインだけの結果ではなく、この結果から個人の追加回数を前もって断定することもできません。
装着時間や交換日のずれが関係する場合もありますが、それだけが原因とは限りません。責任を決めるのではなく、歯の位置と使用状況の両方を確認します。
回数より毎回の目的を確認する
1回で終わる人もいれば、複数回必要になる人もいます。回数だけで治療の良し悪しを判断せず、次の4点を説明してもらいましょう。
| 確認すること | 医院へ聞く内容 |
|---|---|
| 現在地 | 最初の計画と比べ、どの歯やかみ合わせに差があるか |
| 今回の目標 | 追加装置で何をどこまで直すか |
| 期間 | 作製待ち、枚数、交換間隔、次の評価時期 |
| 費用 | 再スキャン、追加装置、処置、治療後の保定装置が契約に含まれるか |
装置が届くまでの使い方を自己判断しない
作製を待つ間に、現在の装置を使うのか、別の装置を使うのかは治療段階で変わります。何も付けずに待つ、前の番号へ戻すと自己判断せず、装置番号と装着時間を確認してください。
終了目標に納得できないとき
追加しない場合に何が残るのか、見た目とかみ合わせの両方から説明を受けます。説明と契約内容が合わない、追加が続くのに目的が分からない場合は、資料を受け取り、別の矯正歯科で意見を聞く方法もあります。
関連記事
追加治療を考える前に現在の装置が浮いている場合は「マウスピース矯正が浮く原因」を、装着を長く休んだ場合は「中断後の再開方法」を確認してください。
参考情報
以下を2026年8月30日に確認しました。

