装置の調整後にかむと痛いとき、ゼリーは食べやすい選択肢の一つです。ただし、ゼリーだけで必要な栄養をまかなえるわけではなく、糖分や酸を含む商品を長時間少しずつ食べると虫歯リスクが高まります。
選ぶときは柔らかさ以外も見る
- 糖類や酸味料を含むか、栄養成分表示を確認する
- 果肉や種、粘着性のある具材が装置へ残らないかを見る
- エネルギー補給用、たんぱく質を含む物、デザートを目的別に分ける
- ゼリーだけを何食も続けず、スープ、卵、豆腐、やわらかい魚なども組み合わせる
「栄養ゼリー」という名称でも、含まれる栄養は製品ごとに違います。食事が取れないときの代替として十分かは表示を確認し、持病や食事制限がある人は医師・管理栄養士へ相談してください。
装置別の食べ方
ワイヤー矯正では、小さな果肉や粘着性のあるゼリーがブラケットやワイヤーへ残ることがあります。食後に鏡で確認し、装置周囲を丁寧に磨きます。
取り外し式装置は食事時に外すよう指示されることが多いですが、製品・医院の指示を優先してください。装着したまま糖分を含むゼリーを食べると、歯の表面に糖分が残りやすくなります。食後は歯と装置を清掃し、担当医の指示どおり戻します。
冷たさでしみる人もいるため、よく冷やせば必ず楽になるとは限りません。自分がかみやすい温度と硬さを選び、強い痛みを食事だけで我慢しないでください。
歯科へ連絡する目安
食べ物が装置に挟まっただけなら、指定された歯ブラシや補助清掃用具でやさしく清掃します。ブラケットが外れた、ワイヤーが刺さる、マウスピースが割れた場合は写真を撮って医院へ連絡してください。
痛くて水分が取れない、歯ぐきの腫れや発熱がある場合は、通常の調整後の痛みと考えず当日中に歯科へ連絡します。顔や喉が急に腫れ、呼吸や飲み込みが難しい場合は119番へ連絡してください。
ゼリーを選ぶ日はほかの食事も考える
ゼリーは調整後の補助として使い、糖分・酸・具材を確認しましょう。食事量が戻らない場合は、痛みの原因を矯正歯科へ伝え、食事内容は医師や管理栄養士にも相談してください。
参考情報
参考
矯正歯科治療について日本矯正歯科学会
参考
Tooth DecayNational Institute of Dental and Craniofacial Research

