歯周ポケットの「3」「4」などの数字は、歯と歯ぐきの間の溝を測った深さを、ミリメートルで表すことが多いです。たとえば「4」は4mmという意味です。ただし、一本の歯でも測る場所によって値が違います。数字一つだけで歯周病の重症度や治療法は決まりません。
数字は、歯ぐきの溝に入る細い器具で測る
歯科医院では、目盛りのある細い器具を歯と歯ぐきの間にそっと入れます。厚生労働省は、健康な歯ぐきの深さを一般に1〜2mm程度とし、歯周病があると3mmを超えることがあると説明しています。したがって「3」はその場所の出血や前回の値と合わせて確かめ、「4」は健康時の目安より深いため、どの歯のどの場所かを聞いてください。どちらも数字だけでは診断できません。歯ぐきが腫れると測定される深さにも影響するため、同じ場所の経過を比べることが大切です。
| 項目 | 示すこと | それだけでは分からないこと |
|---|---|---|
| ポケットの深さ(mm) | その測定点の溝の深さ | 骨の状態や病気の進み方 |
| 測定時の出血 | 歯ぐきに炎症があるかの手がかり | 原因や将来の経過の確定 |
| 画像・診察所見 | 歯を支える骨などの評価材料 | これだけで治療計画が決まるわけではない |
検診の「判定コード」と個々の歯の数字は同じではない
自治体などの歯周病検診では、複数の結果を区分するために「コード」を使うことがあります。これは診療室で読み上げる各測定点の深さそのものではありません。結果票の数字が深さ(mm)か判定コードか、項目名と単位を確認してください。厚生労働省の「歯周病検診マニュアル2023」は、検診で用いる判定の考え方を示しています。
担当の歯科医師・歯科衛生士には「どの歯のどの場所が深いか」「前回から変わったか」「出血や骨の所見を合わせると何を優先するか」を聞いてください。矯正を考えている人は、歯周病の治療を先に行う必要があるかも確認しましょう。
資料確認日:2026年10月22日。


