埋伏歯は矯正できる?検査・牽引・抜歯の判断

埋伏歯は矯正できる?検査・牽引・抜歯の判断

埋伏歯(まいふくし)は、永久歯が生える時期を過ぎても、歯ぐきや顎の骨の中にとどまっている状態です。すべてを矯正で引き出すわけではなく、歯の位置、向き、周囲の歯への影響、歯を並べる空間から治療方針を決めます。

画像検査で位置関係を調べる

診察とX線画像で、歯が生えていない理由や周囲の状態を調べます。CTを追加するかは、通常の画像で必要な位置関係を把握できるか、治療方針を決めるうえで追加情報が必要かを担当医が症例ごとに判断します。

主な選択肢は一つではない

選択肢確認すること
経過をみるすぐ処置せず確認する場合、何を基準に再評価するか
開窓・牽引を検討する開窓は歯ぐきなどを開いて埋伏歯を露出する処置、牽引は矯正装置で歯を引く処置です。実施できるかは位置や周囲の状態で判断します。
抜歯を検討する歯を残して移動できる見込みと、周囲の歯への影響を比較します。

いつ相談するか

左右で永久歯の生え方が大きく違う、乳歯が長く残るものの、痛みや腫れがない場合は、一般歯科または矯正歯科へ通常の予約を取り、生え方を確認してもらいます。歯ぐきの痛み・腫れ・膿・発熱がある場合は当日中に歯科へ連絡してください。患者自身が指で押したり、乳歯を無理に抜いたりして埋伏歯を出すことはできません。

参考情報


参考
矯正歯科治療における標準治療の指針(第1版、2022年)日本矯正歯科学会(2026-08-11確認)


参考
矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは(3歯以上の萌出不全と埋伏歯開窓術)日本矯正歯科学会(2026-08-11確認)