ラバーダムとは?根管治療で歯の周りを覆う理由と確認点

ラバーダムとは?根管治療で歯の周りを覆う理由と確認点

ラバーダムは、治療する歯の周りを覆い、口の中のほかの部分から分ける薄いシートです。対象の歯だけをシートの穴から出して使います。根管治療では、唾液が歯の内部へ入るのを減らし、小さな器具や薬液から口を守るために使われます。

シートをかけると何が変わる?

歯の根の内部を清掃する間、唾液に含まれる細菌が入りにくい環境を作ります。また、細い器具が口の奥へ落ちる事故を防ぐ役割があります。米国歯内療法学会は、根管治療で歯を隔離するための歯科用ダムを重要な安全手段と位置づけています。

治療中の三つの役割
場面シートの役割患者が確認できること
歯の内部の清掃唾液の混入を減らすどの歯を治療するか
細い器具の使用口の奥への落下を防ぐ違和感が出たときの合図
薬液の使用口のほかの部分への流入を減らす刺激を感じたときの伝え方


参考
Dental Dams Position Statement(2024)American Association of Endodontists

苦しさやアレルギーは治療前・治療中に伝える

ゴム製品でじんましんや息苦しさが出たことがあれば、装着前に歯科医院へ伝えてください。ラテックス以外の材質もあります。鼻での呼吸が難しい、装着後に息苦しいときも、手を上げるなど決めた合図で直ちに知らせてください。治療を続けるか、器具や方法をどう変えるかは担当医が判断します。

「以前にシートが苦しかった」と伝えるときは、鼻呼吸がしづらかったのか、口の中の圧迫感が強かったのかも添えましょう。対応方法を相談する材料になります。

資料確認日:2026年10月22日。