固定式の矯正装置を付けていても、電動歯ブラシは使えます。手磨きより必ずよく磨けるという意味ではありません。装置の周りを一つずつ見て当て、届きにくい歯と歯の間は別の道具も確認します。
電動ブラシは、歯の面ごとに当てる
米国歯科医師会は、手用と電動のどちらも歯垢を落とせると説明しています。歯垢は歯に付く細菌を含んだ薄い汚れです。装置がある人には電動が使いやすい場合もありますが、自分に合う小さめのヘッドと柔らかい毛を選び、機種の説明書に従ってください。
英国の病院の固定式装置向け資料では、手磨きは小さく円を描き、電動は歯の面に当ててブラシの動きに任せると分けています。歯に付けた小さな装置をブラケットと呼びます。電動ブラシで強くこすり続けないでください。
| 場所 | 見るポイント |
|---|---|
| 装置の歯ぐき側 | 歯ぐきとの境目に汚れが残っていないか |
| 装置の表面と周囲 | 四角いブラケットの縁を一つずつ見たか |
| 装置の歯先・かむ面側と歯間 | 歯の先端側と歯と歯の間も清掃できたか |
参考
Toothbrushes(手用・電動歯ブラシ)American Dental Association
参考
Oral health advice for patients with fixed bracesQueen Victoria Hospital NHS Foundation Trust
歯ブラシが届かない歯間は別に確かめる
電動ブラシに替えても、歯と歯の間やワイヤーの下は残りやすい場所です。歯間ブラシやフロスの通し方を、装置を付けた医院で見せてもらいましょう。毛先を当てると痛むなら強く押し付けず、使った機種と痛む場所を歯科へ伝えて磨き方を確認してください。出血や痛みが続く場合は、次回の調整を待たず、一般歯科へ受診時期を相談します。
資料確認日:2026年10月15日。

