矯正用ワックスは、ブラケット(歯へ付ける小さな装置)やワイヤーが頬・唇へ当たるときに、装置の表面を一時的に覆う材料です。痛みの原因を治すものではないため、ワイヤーの飛び出しや装置の外れがある場合は、ワックスでしのぎながら矯正歯科へ連絡します。
外れにくくする付け方
歯や装置が濡れたままだと外れやすくなります。大きすぎる塊は取れやすいため、必要な部分だけを覆ってください。使用方法は製品や医院の指示を優先します。
つけっぱなし・食事・就寝はどうする?
ワックスは汚れたり外れたりする一時的な材料です。多くの製品は食事と歯磨きの前に外し、その後に新しいワックスへ交換するよう案内しています。就寝中に使える製品もありますが、手元の製品表示を優先し、記載がなければ医院へ製品名を伝えて確認してください。
誤って飲み込んだとき
誤って飲み込んだ場合は、呼吸症状の有無を確認し、製品名・材質・おおよその量を控えます。添付文書の指示に従い、不明なら製造元、歯科、医療機関へ確認してください。
激しくむせる、呼吸が苦しい、声が出しにくい、顔色が悪い場合は、飲み込んだのではなく気道へ入った可能性があります。119番へ連絡し、指令員の指示に従ってください。
ワックスだけで様子を見ない状態
ワイヤーが大きく飛び出した、ブラケットが動く、出血や腫れが続く、傷が広がる、数日たっても痛みが改善しない場合は早めに連絡します。装置を自己判断で切ったり曲げたりせず、写真を送れるか、受診までどう保護するかを確認してください。
まとめ:一時的に保護し、原因を伝える
ワックスを付ける前に、当たる場所と装置の異常を写真で残しておくと相談しやすくなります。繰り返し同じ場所が傷つくなら、ワックスを使い続けるだけでなく装置の調整を依頼しましょう。
参考情報
参考
What is an Orthodontic Emergency?American Association of Orthodontists
参考
GUM ORTHO Wax User ManualSunstar GUM


