リーウェイスペースとは?乳歯と永久歯の幅の差を知る

リーウェイスペースとは?乳歯と永久歯の幅の差を知る

リーウェイスペースは、生え替わる乳歯と永久歯の横幅の差です。乳犬歯と乳臼歯の合計幅が、生え替わった永久犬歯と小臼歯の合計幅より大きいと、その差が歯を並べる計画に関係します。ただし、口の中に見える「すき間」と同じ意味ではありません。

どの歯とどの歯を比べるのか

乳犬歯は前から3番目の乳歯です。その後ろにある第一・第二乳臼歯は、永久歯の第一・第二小臼歯に替わります。第一大臼歯、いわゆる6歳臼歯は乳歯と替わらず、さらに奥に生えるため、この幅の比較には含みません。

同じ場所で生え替わる歯
乳歯生え替わる永久歯
乳犬歯永久犬歯
第一乳臼歯第一小臼歯
第二乳臼歯第二小臼歯

米国の歯型研究は、この三組の歯の口に見える部分(歯冠)の横幅を測って差を求めています。研究集団の平均値を、そのまま自分の子の「使えるミリ数」にはできません。


参考
Evidence favoring a secular reduction in mandibular leeway space(Angle Orthodontist、歯幅の定義)米国国立医学図書館 PMC

幅の差を「保つか」は診断で決める

米国小児歯科学会の2024年改訂文書は、乳歯と永久歯が混在する時期に、リーウェイスペースを保つことを治療上の検討項目に挙げています。ただし全員に装置が必要という意味ではありません。乳歯が抜けた時期、永久歯の位置、歯列の混み具合、奥歯の動きなどを見ます。

診察では「幅の差が自分の子にどのくらいあるか」「その空間を使う目的は何か」「何もしない場合と装置を使う場合の違い」を聞いてください。虫歯やけがで乳歯を予定より早く失った場合は、通常の生え替わりとは条件が違うため、時期と歯の位置を歯科へ伝えます。


参考
Management of the Developing Dentition and Occlusion(2024年改訂、混合歯列の空間管理)American Academy of Pediatric Dentistry

資料確認日:2026年10月15日。