マウスピースが割れた・変形したら|次へ進む前の対応

矯正用マウスピースに亀裂や変形を見つけたら、次の装置へ自己判断で進まず、担当医院へ連絡してください。小さな亀裂でも、位置や広がりによって対応が変わります。前の装置へ戻すか、今の装置を続けるか、次へ進むかは、治療段階と歯の位置を確認して決めます。

破損したときの連絡先と装置の扱い

状態連絡の目安待つ間の扱い
息苦しい、激しくむせる、声が出しにくい119番矯正歯科の返信を待たず、指令員の指示に従います。
破片が見当たらず飲み込んだ疑いがあるが、呼吸は安定している当日中に医療機関へ相談破片の大きさ・形、なくなった時刻、咳や胸腹部の症状を伝えます。
割れた・変形した、装着すると傷つく、入らない当日中に担当医院へ連絡無理に装着せず、装置番号と破損部の写真を用意します。
小さな亀裂があるが、痛みなく入る発見後、担当医院へ連絡見た目だけで治療力を判断せず、次の装置への交換を待ちます。

胸や腹の痛み、嘔吐、血便を伴う場合も当日中に医療機関へ伝えてください。症状がなくても、なくなった破片が気道や消化管のどこにあるかは記事では判断できません。

医院へ送る情報

  • 現在のマウスピース番号と、使い始めた日
  • 割れ・裂け・変形した場所の写真
  • 最後まで装着できるか、浮く場所があるか
  • 尖った部分、粘膜の傷、痛み、誤飲の可能性
  • 前の装置と次の装置が手元にあるか

外れた破片も、可能なら清潔な容器に保管します。接着剤で補修したり、熱湯で形を戻そうとしたり、鋭い部分を大きく切り取ったりしません。

連絡までの扱い

破損した装置が口を傷付ける、変形して入らない場合は無理に装着せず、医院の指示を待ちます。問題なく入る小さな亀裂でも、治療力が保たれているかは見た目だけでは分かりません。

前や次の装置も自己判断で使わない

「前のマウスピースを付ける」ことが選択肢になる場合もありますが、一律の対応ではありません。歯の位置と交換時期により、今の装置を続ける、次へ進む、再製作するなど対応が異なるため、担当医院の指示を受けてください。医院から渡された破損時の説明と、使用中の製品の取扱説明書を優先します。

破損を防ぐ着脱と保管

着脱は医院で教わった順序で行い、一か所だけを強く曲げません。外した装置はケースへ入れ、ティッシュに包んだまま捨てないようにします。高温になる車内、直射日光、熱湯を避けます。

歯ぎしりが疑われる、同じ場所が何度も裂ける場合は、装置の適合と咬合接触を担当医に確認してもらいます。破損を理由に市販のナイトガードを重ねて使いません。

番号・写真・交換日をそろえて連絡する

破損を見つけたら装置番号と交換日を確認し、写真を医院へ送ります。手元の装置を自己判断で入れ替えず、再製作中の装着方法まで具体的な指示を受けましょう。

参考情報


参考
矯正歯科治療について日本矯正歯科学会


参考
こんな時は迷わず119へ厚生労働省


参考
What is an Orthodontic Emergency?American Association of Orthodontists


参考
Management of an Aspirated or Ingested Foreign BodyBritish Orthodontic Society