食事で顎の下が腫れるのはなぜ?|唾石症と受診の目安

食事で顎の下が腫れるのはなぜ?|唾石症と受診の目安

食事を始めると顎の下が腫れたり痛んだりし、しばらくすると引く。これを繰り返す場合には、唾液の通り道に石ができる唾石症などを調べます。矯正装置を使っていても、歯が動く痛みだと決めつけないでください。

歯の表面の歯石とは、できる場所が違う

唾液は唾液腺という組織で作られ、管を通って口の中へ出ます。この中にできる石が唾石です。歯の表面につく歯石とは違い、歯みがきで取り除くものではありません。

顎の下の唾液腺やその管にできることが多く、食事で唾液が増えるときに流れが妨げられ、腫れや痛みが出ることがあります。石が口の中から見えるとは限りません。


参考
唾液腺疾患(唾石症)日本口腔外科学会

食事との関係を、口腔外科や耳鼻咽喉科へ伝える

観察できること診察で伝える内容
症状が出る場面食べ始めに腫れるか、食事以外でも続くか
腫れる場所左右のどちらか、顎の下か舌の下か
経過いつ始まり、食後どのくらいで変化するか
感染を疑う変化発熱、赤み、膿が出る感じがあるか

繰り返す腫れは、引いた時点でも受診の予約を取りましょう。口腔外科や耳鼻咽喉科で相談できます。発熱や赤み、膿がある場合は、感染の可能性もあります。受診を申し込むときに、その症状を口腔外科や耳鼻咽喉科へ伝え、受診時期を確認してください。

石の位置によって、取り出し方を検討する

自然に出る小さな石もありますが、医療機関で取り除く必要がある場合もあります。石の位置や状態によって方法が変わるので、「石があるなら唾液腺を必ず取る」とは考えないでください。

見える石でも、針やピンセットなどで掘り出そうとすると傷や感染につながります。


参考
Salivary gland stonesNHS

参考
唾石症順天堂大学医学部附属順天堂医院

診察では、石の場所と、提案された処置の目的を尋ねましょう。取り外し式の矯正装置を使っている場合は、処置当日の扱いも併せて確認してください。