舌に赤い模様ができ、時期によって形や場所が変わって見える。そのような状態は地図状舌(ちずじょうぜつ)のことがあります。地図のように見えるための名前です。ただし、舌の模様だけで自分で診断はできません。
地図状舌では模様が変わることがある
地図状舌では、舌の一部が赤く見え、その周りが白っぽく縁取られることがあります。数週間から数か月の間に模様の場所が変わる場合があります。人にうつる病気ではなく、多くは痛みがありません。一方、辛い物や酸っぱい物でしみる人もいます。
舌の表面は少しずつ新しくなります。地図状舌では、表面の入れ替わり方が場所によって違い、赤い部分と白っぽい縁ができます。その場所が変わるため、模様が移動したように見えます。
矯正装置が舌に触れる場所があっても、その刺激が地図状舌の原因とは決められません。舌をこすったり、装置を自分で削ったりせず、口の中を診てもらいましょう。
参考
Managing geographic tongue(2025年8月、Version 2)University Hospitals of Leicester NHS Trust
模様が消えてからの診察にも備える
診察の日には赤い部分が目立たないこともあります。無理に舌を刺激して再現する必要はありません。気づいた範囲で記録しましょう。
| 記録するもの | 診察で伝えたい変化 |
|---|---|
| 見えた日の写真 | 舌のどこが赤いか。診察日には消えていても写真を見せる |
| 模様の場所と形 | 数週間から数か月の間に、場所や輪郭が変わったか |
| 食事と装置との関係 | 何を食べるとしみるか。同じ場所に装置が当たるか |
診察では口の中を見て、地図状舌と似た別の状態を考えます。見た目や経過が典型的でなければ、追加の検査を検討する場合があります。写真は診断の代わりではなく、変化を伝える資料です。
痛みがあるときは、模様だけで説明しない
しみるだけでなく痛みが続く、食事が取りにくい、装置がこすれる場合は、かかりつけ歯科へ症状を伝え、受診日を確認してください。矯正医院には装置が触れる位置を伝え、舌の診察をどこで受けるか確認します。模様が同じ場所に残るなど、いつもと違う経過も伝えましょう。
資料確認日:2026年9月30日。英国の患者向け資料は2025年8月に見直され、次回見直し予定は2028年8月です。


