歯が痛いのに原因が見つからない|三叉神経痛を疑う前の確認

歯が痛いのに原因が見つからない|三叉神経痛を疑う前の確認

歯が痛むのに歯科で原因が見つからなかったら、痛む場所だけで歯を削ったり抜いたりする判断はできません。短い強い痛みが繰り返す場合は、顔の神経に関わる痛みも含めて調べます。その一つが三叉神経痛です。

三叉神経痛は、顔に走る神経に関わる痛み

三叉神経は顔の感覚を脳へ伝える神経です。三叉神経痛では、顔の片側に電気が走るような強い痛みが突然起き、数秒から約2分で収まることがあります。歯や歯ぐき、あごにも感じられ、洗顔や歯みがきなどの軽い刺激が引き金になる場合があります。

ただし、似た痛みでも虫歯、歯のひび、感染などの原因があります。痛み方が似ているだけで三叉神経痛とは決まりません。矯正中でも「歯を動かしているから」と片づけないでください。


参考
Trigeminal neuralgia: Symptoms(2023年1月レビュー)英国NHS

受診で伝える順番を整理する

1 痛みを記録
場所、片側か両側か、続く秒数、繰り返す回数、触れたときの変化
2 歯科で確認
痛む歯、歯ぐき、装置、感染やひびなどを診察で調べる
3 原因が不明なら医科へ
歯科で調べた結果を持ち、かかりつけ医や神経内科への相談先を聞く
歯科で原因が見つからない場合の相談の流れ。検査の要否は医療機関が判断します。

歯科では歯やあごを診察し、必要に応じて画像を使って原因を探します。医科では痛みの経過を聞き、別の原因を調べます。MRIという画像検査を使うこともありますが、全員に同じ検査が必要とは限りません。


参考
Trigeminal neuralgia: Diagnosis(2023年1月レビュー)英国NHS


参考
Trigeminal Neuralgia(2024年12月レビュー)米国国立歯科・頭蓋顔面研究所 NIDCR

痛みが続くときの連絡先

短い激痛が繰り返す、食事や歯みがきが難しいときは、歯科へ症状を伝え、受診日を確認してください。歯科で歯の原因を調べても説明できなければ、医科への紹介が必要か尋ねます。矯正中なら、装置の調整日と痛みの始まりも伝えましょう。

資料確認日:2026年9月30日。