矯正中に歯がグラグラする|動く理由と受診が必要な症状

矯正では歯の周囲組織が変化するため、治療前より動くように感じることがあります。しかし、グラグラすること自体を「順調な証拠」とは判断できません。歯周炎、外傷、歯根の問題でも動揺は起こるため、患者自身では原因の区別が難しいからです。

まず確認すること

指や舌で繰り返し揺らさず、どの歯か、いつからか、安静時の痛み・かむ痛み、出血・腫れ、直前の転倒や硬い物をかんだことを記録します。マウスピースが浮く、ブラケットが歯から外れて装置だけ動く場合は、歯そのものの動揺と区別して伝えてください。

通常の変化と決めつけない症状

状況相談時期の目安
軽い動く感じだけで、痛みや腫れがない次回を待てるか矯正歯科へ電話で確認
動揺が増える、1本だけ強い、出血やかむ痛みがある当日中に矯正歯科または一般歯科へ電話して受診時期を確認
外傷後、歯の位置が変わった、強い痛み・腫れ・膿がある当日中に歯科へ

歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)の深さ、X線画像、かみ合わせなどを調べ、矯正力の調整や歯周治療が必要か判断します。自己判断で装置を外したり、硬い物をかんで確かめたりしないでください。

保定中のグラグラも確認が必要

保定は動かした歯を安定させる段階で、リテーナーはそのための装置です。固定式リテーナーの接着が外れると歯が動くことがあるため、装置だけが浮いていないかも診てもらいます。

参考情報


参考
Periodontal (Gum) DiseaseNational Institute of Dental and Craniofacial Research


参考
矯正歯科治療について日本矯正歯科学会