下唇の内側にぷくっとしたふくらみ|粘液嚢胞と受診時の確認

下唇の内側にぷくっとしたふくらみ|粘液嚢胞と受診時の確認

下唇の内側にぷくっとしたふくらみができたとき、唾液がたまる粘液嚢胞(ねんえきのうほう)が一つの可能性です。ただし、見た目だけではほかの病変と区別できません。つぶさず、歯科で診てもらいましょう。

唾液の通り道がふさがる、または傷つくと起こる

口の粘膜の下には、唾液を作る小さな腺があります。頬や唇をかむなどして唾液の通り道がふさがったり破れたりすると、唾液がたまってふくらむことがあります。日本口腔外科学会は、下唇や舌の下面に多いと説明しています。

ふだん
小さな唾液腺から、通り道を通って唾液が口に出る
通り道に変化
かむなどの刺激で管がふさがる、または破れる
ふくらみ
唾液が粘膜の下にたまり、丸く見える場合がある
唾液がたまる仕組みの模式図。図だけでふくらみの原因は診断できません。

矯正中なら、装置が同じ場所に当たるか、唇をかみやすくなったかを伝えてください。装置だけが原因とは限りません。


参考
嚢胞:粘液嚢胞日本口腔外科学会

受診では、場所と変化を見せる

気づいた日、ふくらみの場所、大きさが変わったか、かんだ覚えがあるかをメモします。診察前に小さくなっても、写真があれば経過を説明しやすくなります。針で刺したり、繰り返し押したりしないでください。

粘液嚢胞と診断され、治療が必要な場合は、袋状の部分と原因の唾液腺を取り除く処置が検討されます。一方、小さく困りごとのないものは手術せずに見る場合もあります。位置や大きさ、ほかの病気との違いを診察で確かめましょう。


参考
Salivary mucoceles(2026年5月版)Royal Berkshire NHS Foundation Trust

矯正の診察日を待つか迷ったら

ふくらみが続く、繰り返す、食事で傷つく場合は、かかりつけ歯科へ症状を伝え、受診日を確認しましょう。矯正の予約が先なら、唇の内側にふくらみがあること、装置が触れるかを矯正医院にも伝えます。口腔外科での診察が必要か、どちらの医院が手配するかを確認してください。

資料確認日:2026年9月30日。