シーラントは奥歯の溝をふさぐ虫歯予防で、矯正装置の周り全体を覆う処置ではありません。子どもの矯正中でも、対象の奥歯の溝、虫歯のなりやすさ、歯の生え方を歯科で見て必要性を決めます。装置の周りを磨くことは続けてください。
予防する場所を先に分ける
厚生労働省のe-ヘルスネットは、シーラントを奥歯の溝を物理的にふさぐ方法と説明しています。米国歯科医師会と小児歯科学会の2016年指針が扱うのは、子どもと青年の乳臼歯・永久臼歯のかむ面です。歯に付けた小さな装置(ブラケット)の周りや歯と歯の間には、別の清掃・予防が必要です。
| 場所 | 考える方法 | 残る確認 |
|---|---|---|
| 奥歯のかむ面の溝 | 対象歯ならシーラントの適否を歯科で相談 | 取れたり欠けたりしていないか |
| ブラケットの周り | 装置に沿った歯磨き | 白い斑点や磨き残し |
| 歯と歯の間 | 形に合う歯間清掃 | フロス等が届いているか |
参考
シーラント(予防法、2021年更新)厚生労働省 e-ヘルスネット
参考
Pit-and-Fissure Sealants Clinical Practice Guideline(2016年共同指針の本文)American Dental Association・American Academy of Pediatric Dentistry
塗って終わりではなく、次の診察で状態を見る
シーラントは永久に残るとは限りません。取れたり欠けたりしていないか、定期的に歯科で確認します。生えかけの奥歯は溝と装置の位置を見て、どの歯をいつ処置するか担当歯科に聞いてください。全員に必要とも、矯正中はできないとも決めません。
白い斑点に気づいたら、シーラントの有無で判断せず、歯科へ場所と気づいた時期を伝え、受診時期を確認してください。
資料確認日:2026年10月15日。e-ヘルスネット記事は2021年更新、ADA/AAPD指針は2016年版。

