かみ合わせで発音は変わる?矯正前に確認する原因と相談先

発音は、歯だけでなく舌・唇・顎・口蓋、呼吸、聴力、神経の働きが協調して作られます。前歯がかみ合わない開咬や歯の隙間が音に影響することはありますが、歯並びだけを直せば発音が必ず改善するとは限りません。

発音の困り方を具体的にする

どの音が、会話・音読・早口のどの場面で伝わりにくいか、幼少期からか急に始まったかを記録します。矯正装置を付けてからなら、ワイヤー、舌側装置、マウスピースなど装置の種類と装着日も伝えてください。

相談先は原因で分かれる

相談先主に確認すること
矯正歯科前歯の接触、開咬、隙間、舌の動く空間、装置の影響
耳鼻咽喉科聞こえ、鼻・喉、声の異常
言語聴覚士実際の発音と、舌・唇の使い方の評価・訓練

構音は、舌や唇などを使って音を形にすることです。構音の問題が歯の形・かみ合わせによるものか、動かし方によるものかで支援が変わります。診断前に舌の癖だけを原因と決めつけたり、自己流の訓練を続けたりしないでください。

慢性的に続く発音の変化は、歯科、耳鼻咽喉科、言語聴覚士などへ相談します。一方、急にろれつが回らなくなった場合は、通常の発音相談とは分けて救急対応を判断します。

矯正中の一時的な話しにくさ

装置を付けた直後は、舌の接触位置が変わり話しにくくなることがあります。慣れを待てる状態か、装置の縁や大きな浮きを調整すべきかを矯正歯科へ確認します。学校・仕事で会話に支障が大きい場合は、次回予約を待たず相談してください。

急なろれつの異常は119番

突然ろれつが回らない、顔や片側の手足が動かしにくい、激しい頭痛、意識がおかしい場合は、かみ合わせの問題と考えず119番へ連絡します。

参考情報


参考
Speech Sound DisordersAmerican Speech-Language-Hearing Association


参考
矯正歯科治療について日本矯正歯科学会


参考
こんな時は迷わず119へ厚生労働省