ワイヤー矯正の痛みには、調整後にかむと歯が痛む場合と、ワイヤーやブラケットが頬・唇に当たる場合があります。強い痛みが1本だけ続くときは別の原因もあり得ます。まず「どこが、いつから、何をしたとき痛むか」を分けてください。
痛む場所で一時対応を変える
| 痛み・状態 | 家でできること | 連絡の目安 |
|---|---|---|
| 調整後、歯全体が浮く・かむと痛い | 一時的にやわらかい食事へ替え、硬い物を無理にかまない | 食事・睡眠に支障が出るほど強い場合や悪化するときは当日中に担当医院へ電話 |
| ワイヤーの先が頬や唇に刺さる | 医院指定の矯正用ワックスで一時的に覆う | 当日中に担当医院へ電話して調整時期を確認 |
| 1本だけ強い痛み、歯ぐきの腫れ・膿 | 触る・装置を動かすことを避ける | 当日中に歯科へ電話して受診 |
| けがの後に歯が大きくずれた・抜けた | その歯でかまない | 直ちに歯科へ連絡して受診 |
| けがの後に痛むが、歯の位置は変わらない | その歯でかまない | 当日中に歯科へ連絡して受診 |
歯科へ伝えると診察しやすいこと
最後にワイヤーを調整した日、痛みが始まった日、安静時とかむ時の違い、眠れない・食べられないほどかを伝えます。写真が撮れる傷や外れた装置は一緒に示してください。「締めすぎ」と自分で決めず、装置と歯の状態を診てもらいます。
痛むときの清掃と鎮痛薬の確認
痛くても歯磨きを全てやめず、傷を避けながら歯と歯ぐきに毛先をやさしく当てます。食事は温度による刺激が少ない物を選びます。鎮痛薬は年齢、持病、妊娠、アレルギー、ほかの薬で選択が変わります。処方時の指示や薬剤師の説明を確認してください。自分でワイヤーを切ったり、装置を外したりしないでください。休診時の一時対応は担当医院から具体的に聞いておきましょう。
顔の腫れや発熱、歯の色の変化があれば、調整後の通常の痛みと決めつけず当日中に歯科へ連絡します。急な腫れに息苦しさや意識の異常が伴うなら119番へ連絡してください。
マウスピース型装置の痛みは、次の記事で確認できます。
参考情報
参考
Do Braces Hurt? Your Comprehensive Guide to Managing Orthodontic PainAmerican Association of Orthodontists
参考
What Is an Orthodontic Emergency?American Association of Orthodontists
参考
こんな時は迷わず119へ厚生労働省
資料確認日:2026年10月26日。


