こんにちは!歯列矯正についてお話しする歯科衛生士です!今回は「歯列矯正をすると若返る?」というテーマについて解説します。歯並びが整うことで口元がキュッと引き締まり、なんだか若々しく見えることってありますよね!でも、本当にそれだけで若返るのでしょうか?今回は、矯正治療が与える見た目の変化やその理由について詳しく見ていきます。ぜひ、最後まで読んでみてください!
歯列矯正による若返りの効果とは?
歯列矯正を受けると見た目が変わることが多いです。特に口元のバランスが整うことで、顔全体の印象も良くなり、結果的に若々しく見える効果が期待されます。年齢を重ねると口元の筋肉や皮膚が緩んでくるため、歯並びを整えることで、これらの悩みが解消されることがあります。
口元が若返る理由
歯並びが悪いと、口元が緩んでしまい、しわやたるみが目立つことがあります。特に前歯が突出していたり、噛み合わせが悪いと、笑顔が不自然に見えてしまうこともあります。矯正治療を行うことで、歯が正しい位置に戻り、口元のしわやたるみが目立たなくなることで、若々しい印象を与えることができるのです。
また、口元が引き締まることで、笑顔に自信が持てるようになり、その自信が外見にも反映されます!笑顔に自信があると、自然と表情が明るくなり、周囲に若々しい印象を与えることができますよ。
フェイスラインの変化も関係する?
矯正治療では歯だけでなく、顎の位置も整えることができる場合があります。特に、前歯が突出していたり、顎が引っ込んでいたりする場合、治療によって顎の形が改善されることがあります。これにより、フェイスラインがシャープになり、全体のバランスが良くなるため、若返ったように見えることがあります。
顎の変化には個人差がありますので、治療前に歯科医師と相談することが大切です!
矯正治療中に気をつけたいポイント
若返り効果を期待して矯正治療を行う方も多いですが、治療中には注意すべきポイントもあります。特に、歯並びが整うまでの過程では、口内に矯正器具が入るため、いくつかのリスクや注意点があります。
矯正治療中のリスクとは?
- 矯正装置によって唇や頬が擦れて口内炎ができやすくなります。
- 歯に痛みや違和感が生じることがありますが、個人差が大きいです。
- 装置がついていると歯磨きがしにくくなるため、虫歯や歯肉炎、歯周病に注意が必要です。
- 治療後、保定装置をしっかり使用しないと、歯が元の位置に戻ってしまうリスクがあります。
- 矯正装置によっては薬機法の対象外となる場合があり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
矯正治療には上記のリスクがありますので、治療前に歯科医師から十分な説明を受けましょう!
治療中は少し我慢が必要なこともありますが、きちんとケアをすれば大きな問題にはなりません。特に、口内炎が気になる場合は、保湿剤を使用するなどして口の中をケアすることをおすすめします。
矯正治療中の歯磨きの工夫
矯正器具が付いていると歯磨きが難しいですが、マウスピース型矯正(インビザライン)を使用している場合、歯磨きの際にマウスピースを外すことができるので、通常の歯磨きが可能です!これによって、矯正中でも清潔な口内環境を保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
参考
インビザラインについて詳しくはこちらインビザライン公式サイト
この記事の筆者
矯正治療の進め方と若返り効果のメカニズム
矯正治療によって口元が引き締まり、若々しく見えることについて説明しました。ここでは、さらに矯正治療のプロセスと、治療が進むにつれてどのように若返り効果が現れるのかを深掘りしていきます!矯正治療は長期的なプロセスですが、その過程で少しずつ見た目の変化が表れ、治療が進むにつれて自信も取り戻せます。
矯正治療のステップ
矯正治療は一朝一夕に終わるものではありませんが、ステップごとに着実に進んでいきます。以下のような一般的なステップがあります。
矯正治療の進行による若返り効果
矯正治療は、進行するにつれて見た目が少しずつ変わっていきます。特に、歯が整い始める中盤以降になると、周囲からも「顔がすっきりして見えるね!」「なんだか若返った?」といった声をかけられることが増えることもあります。ここでは、進行に伴う変化を具体的に見ていきましょう。
- **1ヶ月目**:まだ大きな変化は感じにくいものの、歯が動き始めることで微細な違いが現れます。
- **3ヶ月目**:歯がしっかりと動き始め、口元が少しずつ引き締まってきます。前歯が正しい位置に収まり始めるため、笑顔が自然になります!
- **6ヶ月目**:周囲の人が気づくような変化が現れ始めます。フェイスラインの改善も感じられることがあり、この時期に「若返った!」と言われることが増えるでしょう。
- **1年目以降**:大きな変化が定着し、顔全体のバランスが整い、最終的なゴールに近づいていきます。この段階では、口元だけでなく顎の形や顔全体のバランスが整っていることが感じられます。
矯正治療は少しずつ進むので、早い段階で焦らずに、治療を進めることが大切です!
パロチンの分泌と美容効果
矯正治療をしていると唾液の量が増えることがありますが、その中でも「パロチン」というホルモンが注目されています!パロチンは、耳下腺(パロチン腺)から分泌される唾液成分で、細胞の修復や若返り効果があるとされているんです。このパロチンが多く分泌されることで、矯正治療中の美容効果にも繋がるかもしれません!
パロチンとは?
パロチンは、唾液の成分の一つで、体内の細胞の修復や再生を促進するホルモンとして知られています。特に、皮膚の再生や骨の代謝を助ける効果があるとされており、「抗老化ホルモン」とも呼ばれることも。これが唾液と一緒に分泌されることで、美容や健康に良い影響を与えるとされています。
パロチンを増やす方法とは?
パロチンの分泌を増やすには、リラックスした状態で唾液をたくさん分泌させることがポイントです。例えば、お風呂に入ってリラックスしながら歯磨きをすることで、唾液の分泌が促進され、パロチンの効果を高めることができるかもしれません!
お風呂に入って体を温めながら、優しく歯磨きをすると、口内の血行も良くなり、唾液腺が刺激されて唾液の分泌が増えやすくなります。リラックスしている時ほど唾液の分泌が盛んになるので、矯正治療中でもパロチンの効果をしっかり感じられるかもしれませんね。
パロチンの美容効果
パロチンが分泌されることで、肌のターンオーバーが促進されると言われています。肌のハリや弾力を保ちたい方にとって、矯正治療中のパロチン分泌は嬉しい効果かもしれません!また、骨の代謝も助けるため、歯や顎の健康を維持し、矯正治療がスムーズに進む助けにもなるとされています。
矯正治療中は、ストレスを溜めずにリラックスする時間を大切にすることで、パロチンの分泌を促進できるかもしれません!
パロチン自体は、まだ完全に解明されていない部分もありますが、唾液が健康や美容に大切な役割を果たしていることは確かです。矯正治療中にお風呂でリラックスして歯磨きをする習慣を取り入れて、パロチンの分泌を促進するのも一つの方法です。
矯正治療中に気をつけたいこと
矯正治療は見た目の変化だけでなく、歯や口腔全体の健康にも影響を与えるため、治療中にはいくつか気をつけるべきポイントがあります。ここでは、矯正中に意識しておきたいことをいくつか紹介します。
食事の工夫
矯正装置を装着していると、硬いものや粘着性のある食べ物は避けた方が良いと言われています。特にワイヤーやブラケットが付いている場合、硬いものを噛むと装置が外れてしまうリスクがあります。
しかし、インビザラインのようなマウスピース型矯正では、食事の際にマウスピースを外すことができるため、比較的自由に食事を楽しむことができます。ただし、マウスピースを外した後は、しっかり歯磨きをして再度装着するように心がけましょう!
口内ケアのポイント
矯正中は歯磨きが難しくなるため、虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。特にワイヤー矯正では、装置の周りに食べ物が詰まりやすくなるため、丁寧なケアが必要です。矯正中の口内ケアには、以下の点に気をつけましょう。
- フロスや歯間ブラシを活用して、矯正装置の周りの汚れをしっかり取り除く
- マウスウォッシュを使って、口内を清潔に保つ
- 定期的に歯科医でプロフェッショナルクリーニングを受ける
矯正治療のリスクと注意点
若返り効果や見た目の改善が期待できる矯正治療ですが、リスクや注意点も存在します。しっかりと理解しておくことが大切です。矯正治療は長期間にわたる治療であり、個人差も大きいため、治療に伴うリスクについても正しく認識しておきましょう。
痛みや違和感
矯正治療では、歯がゆっくりと動くために痛みや違和感が生じることがあります。特にワイヤー矯正では、調整後に歯が圧迫されることで数日間痛みが強くなることがあります。この痛みは一時的なものですが、個人によって痛みの程度や期間が異なります。
マウスピース矯正(インビザラインなど)の場合も、装置を装着した最初の数日は違和感があることが多いです。ただ、マウスピースは柔軟性があるため、痛みが少ないと感じる方もいます。
口内炎のリスク
矯正装置が口の中に常にあるため、装置が唇や頬に擦れることで口内炎ができやすくなります。特に、ワイヤーやブラケットがある場合、その周りが刺激を受けやすく、痛みを伴うことがあります。口内炎を予防するために、装置が擦れる部分にワックスを塗ることや、保湿を心がけると良いでしょう。
虫歯や歯周病のリスク
矯正治療中は歯磨きが難しくなるため、虫歯や歯肉炎、歯周病のリスクが高まります。特にワイヤー矯正では、歯の間に食べ物が詰まりやすく、しっかりとケアをしないと虫歯や歯肉の炎症が起こりやすくなります。
矯正治療中はフロスや歯間ブラシ、マウスウォッシュなどを活用して、毎日の口内ケアを徹底することが大切です!
一方、マウスピース矯正では、食事や歯磨きの際に装置を取り外せるため、通常の歯磨きができるという利点があります。そのため、虫歯や歯周病のリスクは低く抑えられますが、装着時間を守ることが重要です。
治療後の「後戻り」リスク
矯正治療が完了しても、そのまま放置すると歯が元の位置に戻ってしまう「後戻り」という現象が起こることがあります。これを防ぐために、治療後には「保定装置(リテーナー)」を使用して歯を固定することが必要です。リテーナーをきちんと装着しないと、せっかく整えた歯が元に戻る可能性があります。
治療後もリテーナーをしっかりと装着することが大切です!後戻りが起こらないよう、定期的なチェックも忘れずに。
矯正治療に関するよくある質問
矯正治療はどのくらいの期間がかかりますか?
矯正治療の期間は、個人の歯並びや治療方法によりますが、一般的には1年から3年程度が目安です。マウスピース型矯正は比較的短期間で効果が出ることがありますが、ワイヤー矯正は長期にわたることが多いです。
矯正治療中に痛みはありますか?
矯正治療中には、歯が動くために痛みや違和感を感じることがあります。特に調整後の数日は痛みが強くなることがありますが、ほとんどの場合は数日で収まります。
矯正治療後、歯は元に戻りませんか?
矯正治療後に保定装置(リテーナー)をしっかり使わないと、歯が元の位置に戻ってしまう「後戻り」のリスクがあります。治療後もリテーナーを装着し続けることが大切です。
大人でも矯正治療は受けられますか?
もちろんです!大人になってからでも矯正治療は受けられます。年齢に関係なく、歯の健康や美しさを改善することができますので、気になる方は歯科医に相談してみましょう!
費用はどのくらいかかりますか?
矯正治療の費用は、治療方法やクリニックによって異なりますが、ワイヤー矯正では60〜100万円、インビザラインなどのマウスピース矯正では70〜120万円程度が一般的です。詳しい費用はカウンセリング時に確認してみてください。
まとめ
歯列矯正は、単に歯を整えるだけでなく、見た目の改善や若返り効果も期待できる治療です!口元が整うことで、顔全体のバランスが良くなり、笑顔に自信が持てるようになると自然と若々しい印象を与えることができます。ただし、矯正治療は長期にわたるため、治療中や治療後のケアをしっかりと行うことが重要です。リテーナーの装着を怠ると、歯が元に戻ってしまうリスクもありますので、注意が必要です。
矯正治療は、年齢に関係なく誰でも始められる治療ですので、もし自分の歯並びに不安がある方は、ぜひ一度歯科医師に相談してみてください!
銀座で働く現役歯科衛生士の木村さん