通常の練習や競泳は、矯正中でも続けられることが多いです。ただし、水球や飛び込み、混雑した練習では接触や衝突の危険が変わります。泳ぐこと自体より、装置の管理と競技固有の外傷リスクを確認することが大切です。
装置別の確認点
| 装置 | プールでの注意 |
|---|---|
| ワイヤー矯正 | 通常は装着したまま泳ぎます。頬に当たるワイヤーや外れたブラケットがないか、入水前に確認します。 |
| マウスピース型装置 | 装着したまま泳げるかは担当医へ確認します。外す場合は専用ケースへ入れ、プールサイドへ裸で置きません。 |
| 競技用マウスガード | 歯を動かす装置とは別物です。水球など接触がある競技では、矯正中に合うものを歯科で相談します。 |
水中で装置が自然に外れることは通常想定しにくいものの、マウスピースが緩い、割れている、最後まで入らない場合は泳ぐ前に医院へ確認してください。装置をかみしめて固定しようとしません。
大会規則とチームの安全管理
装具やマウスガードの規則は競技、年齢区分、主催団体で異なります。大会に出る場合は、最新の競技要項を確認し、コーチや大会本部へ事前に問い合わせます。医療者の説明と競技規則は役割が違うため、両方を確認してください。
プール後の口腔ケア
練習後は水を飲み、食事や補食後に歯を磨きます。マウスピースは指定された方法で洗浄し、高温の湯や塩素系薬剤を自己判断で使いません。プール水が口に入ったことだけを理由に、強い酸や研磨剤で歯を磨く必要はありません。
口元をぶつけた場合
歯がずれた・抜けた、出血が止まりにくい、かみ合わせが急に変わった場合は、練習を中止し、すぐに歯科へ連絡します。強い頭痛や意識の変化、呼吸困難、意識障害、大量出血がある場合は迷わず119番へ連絡してください。
次の大会前に確認すること
「水泳をしています」だけでなく、競泳・水球・飛び込みの別、練習頻度、大会日を伝えましょう。装置の扱い、マウスガード、破損時の連絡先を決めておけば、安全に続けやすくなります。
参考情報
参考
Athletic Mouth Protectors (Mouthguards)American Dental Association
参考
こんな時は迷わず119へ厚生労働省

