MFTとは?舌の癖を整える矯正中のトレーニング

MFTは歯を動かす装置ではありません

MFT(口腔筋機能療法)は、舌の癖(舌癖)を含む舌、唇、頬の使い方や、何もしていないときの位置、飲み込み方を練習する方法です。歯列矯正の代わりではなく、必要性を評価したうえで治療を支える役割があります。

最初に確認するポイント

開咬(奥歯をかんでも前歯が閉じない状態)、舌突出、唇を自然に閉じにくい状態、発音や飲み込み方の問題がある場合に検討されます。ただし、鼻づまりや舌の裏のひだである舌小帯など、練習だけでは解決しない原因を先に確認します。

確認項目判断の目安
評価舌と唇の動き、呼吸、嚥下(飲み込み)、発音を確認します。
目標設定「舌の位置」だけでなく、飲み込みにくさや口を閉じにくいなど困っている機能を決めます。
練習指導された回数と方法を守り、自宅でできた内容を記録します。
再評価舌や唇の動きと、歯並び・かみ合わせの変化を定期的に確認します。

MFTでできること

何もしていないときの舌の位置、唇を無理なく閉じられるか、飲み込むときに舌が前へ出ていないかなどを練習します。矯正治療後の安定を支える場合がありますが、矯正を受ける全員に必要なものではありません。

自宅練習の注意

回数を増やせば早く改善するわけではありません。舌や顎の痛み、強い疲れ、息苦しさが出た場合は練習を中止し、指導した歯科医師、歯科衛生士などへ動かし方を確認します。

MFTだけで歯並びは治る?

歯の位置や顎の骨格の問題を、MFTだけで治せるとは限りません。歯列矯正、鼻づまりに対する耳鼻咽喉科の診療、発音に対する言語聴覚士の訓練など、原因に応じて役割を分けます。

効果を判断する方法

効果は舌の位置だけで判断しません。唇を閉じられるか、飲み込み方、発音、矯正装置の適合、後戻りなどを時間を追って確認します。写真や練習記録を残し、目標にした機能が変わっているかを定期診察で評価してください。

よくある質問

動画を見て自己流で始めてもよいですか?

誤った力を避けるため、最初は歯科医師等の評価を受けます。

何か月で効果が出ますか?

年齢、原因、練習状況で異なり、一律の期間はありません。

まとめ

MFTを始める前に、改善したい機能と、鼻づまりなど練習以外の原因がないかを確認してください。動画だけで自己流に進めず、指導された方法を記録し、矯正治療とは別に効果を評価しましょう。

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参考情報

以下の公的機関・専門団体情報を2026年8月10日に確認しました。


参考
Management of the Developing Dentition and Occlusion in Pediatric DentistryAmerican Academy of Pediatric Dentistry


参考
矯正歯科治療について日本矯正歯科学会