子どもの歯列矯正は何歳から?相談時期と治療の考え方

子どもの歯列矯正は何歳から?相談時期と治療の考え方

子どもの歯列矯正に「全員が何歳から始める」という一律の答えはありません。顎の成長、永久歯の生え方、かみ合わせ、本人が装置を使えるかによって、相談する時期と実際に治療を始める時期が異なります。

早めに相談したい状態

  • 下の前歯が上の前歯より前に出る受け口
  • 上下の前歯がかみ合わない、横へずれてかむ
  • 永久歯が左右で違う生え方をする、乳歯が長く残る
  • かむ、話す、口を閉じることに困りごとがある

学校健診で指摘された場合も、治療開始を意味するわけではありません。まず一般歯科または矯正歯科で、経過観察と治療のどちらが必要かを確認します。

成長期の治療と永久歯列の治療を分ける

医院で「第一段階」などと呼ばれる成長期の治療では、顎の成長や歯が生えるための空間を観察・誘導することがあります。「第二段階」などと呼ばれる永久歯列の治療では、ブラケット(歯に付ける小さな装置)やマウスピース型装置で歯を個別に動かして、かみ合わせを仕上げます。呼び方、区切り、費用の扱いは医院によって異なり、全員が両方を受けるわけではありません。「早く始めれば一度で終わる」「抜歯を必ず避けられる」とも限りません。

見積もりで確認する範囲

検査、成長期の治療、経過観察、永久歯列の治療への移行、装置の破損・紛失、保定(治療後の歯をリテーナーで安定させる段階)まで含むかを確認します。リテーナーは、治療後の歯並びを保つ装置です。通院については、通常の診察間隔、学校行事や転居で通えない場合、装置が壊れたときの臨時受診、第一段階から第二段階へ移る時期を聞きます。本人には、装置を使う理由、学校や食事で困ること、痛いときの連絡方法を年齢に合わせて説明してもらいましょう。

参考情報


参考
矯正歯科治療における標準治療の指針(第1版、2022年)日本矯正歯科学会(2026-08-11確認)


参考
矯正歯科治療の診療ガイドライン 成長期の骨格性下顎前突編日本矯正歯科学会(2026-08-11確認)