歯列矯正の「痛い」は一種類ではありません。装置を付けた後や調整後に歯が押されるように感じる痛み、ワイヤーやブラケット(歯の表面に接着する小さな装置)が頬へ当たる痛み、虫歯・歯ぐきの炎症による痛みでは、必要な対応が異なります。
痛む場所ときっかけを確認する
| 状態 | まず行うこと | 連絡の目安 |
|---|---|---|
| 調整後に複数の歯がかむと痛む | 硬い物を避け、担当医から受けた説明に沿って経過を見る | 悪化する、飲食や睡眠ができないなら当日連絡 |
| 装置の先端が頬や舌へ刺さる | 医院から渡された、または市販の矯正用ワックスを説明に沿って一時的に貼る | 傷が広がる、装置が外れたら当日連絡 |
| 一つの歯がズキズキする、腫れ・膿・発熱がある | 自己判断で薬や接着剤を使わない | 当日中に歯科へ連絡 |
痛み止めは自己判断で増やさない
持病、妊娠、アレルギー、併用薬によって選べる薬が異なります。市販の解熱鎮痛薬には服用できない人や併用上の注意があるため、添付文書の用法・用量を守り、迷うときは薬剤師または治療中の歯科へ確認してください。ワイヤーを自分で切る、装置を接着し直すことは避けます。
顔まで腫れる、発熱を伴う、痛みが急に悪化する場合は当日中に歯科へ連絡します。息苦しさや意識障害がある場合は119番へ連絡してください。
診察で伝えると判断しやすい情報
痛む歯や場所、始まった時刻、直前の調整・装置交換、かむと痛いか、腫れや発熱があるかを伝えます。写真を送れる場合も、写真だけで受診不要とは判断せず、電話で受診時期を確認しましょう。
参考情報
参考
矯正歯科治療における標準治療の指針(第1版、2022年)日本矯正歯科学会(2026-08-11確認)
参考
一般用医薬品 添付文書情報検索(解熱鎮痛薬)医薬品医療機器総合機構(2026-08-11確認)

