歯列矯正と副鼻腔炎・鼻づまり|先に相談する診療科

歯列矯正と副鼻腔炎・鼻づまり|先に相談する診療科

鼻づまりや副鼻腔炎があっても、「歯並びが原因」「矯正すれば治る」とは限りません。鼻の粘膜の腫れ、アレルギー性鼻炎、鼻中隔の曲がりなどは耳鼻咽喉科で調べます。一方、口が閉じにくい、いつも口呼吸になる、かみ合わせも気になる場合は、耳鼻咽喉科の診療と並行して矯正歯科へ伝えると整理しやすくなります。

副鼻腔炎は鼻の周囲にある空洞の炎症

副鼻腔(鼻の周囲にある骨の中の空洞)に炎症が起きた状態が副鼻腔炎です。粘りのある鼻水、鼻づまり、頬や額の痛み、においが分かりにくいといった症状がみられます。上の歯の感染が上顎洞へ広がる「歯性上顎洞炎」もありますが、歯並びの乱れそのものと同じ問題ではありません。

症状によって最初の相談先を分ける

困っていること最初に相談する先伝える内容
鼻づまり、色のついた鼻水、頬や額の痛み、嗅覚低下耳鼻咽喉科続いている期間、左右差、発熱、歯の治療歴
口が閉じにくい、前歯が出ている、かみ合わせが気になる矯正歯科鼻の診断名、服薬、口呼吸になる場面
大きないびき、睡眠中の呼吸停止を指摘された、日中の強い眠気睡眠を扱う医科家族の観察、眠気、既往歴。矯正歯科だけで診断しない

矯正検査で分かること、分からないこと

矯正歯科では、歯列、かみ合わせ、顎の骨格、唇の閉じやすさなどを確認します。画像検査は治療に必要な範囲を歯科医師が判断し、気道の大きさを測るためだけにCBCT(歯や顎を三次元で見るエックス線検査)を全員へ行うものではありません。画像上の気道の広さだけで、鼻づまりや睡眠時無呼吸症候群を診断することもできません。

矯正の目的を分けて確認する

歯並び・かみ合わせを整える目的と、鼻や睡眠の病気を治療する目的は別です。「鼻づまりはどの診療科が担当するか」「矯正で期待できる変化は何か」をそれぞれ確認してください。

受診を急ぐ症状

呼吸困難、意識障害、突然の激しい頭痛があれば119番へ連絡します。呼吸は安定していても、目の周囲や頬が急に腫れ、発熱や強い痛みを伴う場合は当日中に耳鼻咽喉科または救急相談へ連絡してください。色のついた鼻水や鼻づまりが続くものの、発熱や腫れがない場合は、数日以内を目安に耳鼻咽喉科へ予約を相談します。

鼻・副鼻腔の確認先


参考
鼻の病気(副鼻腔炎)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会(2026年8月11日確認)


参考
鼻の症状日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会(2026年8月11日確認)


参考
救急車を上手に使いましょう総務省消防庁(2026年8月11日確認)