歯ぎしりは矯正で治る?奥歯の違和感・歯を守る対策

歯ぎしりは歯をこすり合わせる動き、食いしばりは歯を強くかみしめることです。歯並びだけが原因ではなく、矯正すれば必ず治るとはいえません。歯のすり減りや欠け、あごの痛みがある場合は、それぞれの原因を歯科で調べます。

歯ぎしりと食いしばりの違い

歯ぎしりは歯をこすり合わせる動き、食いしばりは強くかみ続ける状態として使われます。寝ているときと起きているときでは原因や対策が異なります。

確認項目ポイント
歯のすり減り・欠け歯科で歯の状態とかみ合わせを記録
朝の顎の疲れ寝ている間の歯ぎしりについて歯科で相談
日中の食いしばり上下の歯を離す意識づけ
いびき・無呼吸内科などで睡眠中の呼吸について相談

矯正中に悪化する?

治療中は歯の接触が変わり、一時的に違和感を覚えることがあります。違和感だけで歯ぎしりが増えたと決めず、いつから、どの歯で起きるかを担当医へ伝えます。

奥歯の当たり方と、あごの痛みを分けて伝える

奥歯の片側だけが当たる、当たらないという変化は、左右・場所・気づいた日を伝えます。歯のひびや詰め物の破損、口の開けにくさがあるかも、別々に伝えてください。

あごの関節や筋肉の痛み・動きの問題を、顎関節症と呼びます。歯ぎしりと同じ意味ではありません。米国NIDCRは、かみ合わせを変える治療について、顎関節症への有効性を裏づける十分な根拠はないと説明しています。歯を並べる目的と、あごの症状に対する治療を分けて聞きましょう。

ナイトガードの注意

ナイトガードは、歯を保護するために口へ入れる装置です。矯正中は、今の歯の位置や矯正装置と一緒に使えるかを担当医へ確認します。市販品や古い装置を無理に装着しません。

自分でできる対策

日中は唇を閉じても上下の歯は離す、カフェイン・アルコール・喫煙と症状の関係を記録するなどを行い、次回の診察で記録を見せます。薬も関係することがありますが、自分で中止せず、薬の名前を歯科と処方元へ伝えてください。

受診する時期は症状で分ける

強いあごの痛みがある、急に口が開かなくなった場合は、当日中に歯科へ連絡してください。歯の欠けに気づいた場合は、歯科へ連絡して痛みの有無を伝え、受診日を決めます。痛みはなく、日中にかみしめていることに気づく程度なら、次回の歯科診察で起こる時間帯を伝えます。

いびきとともに呼吸が止まると指摘された、日中の眠気が続く場合は、内科などへ予約を取り、睡眠中の呼吸を相談してください。

参考情報(2026年9月11日確認)

以下の公的機関・専門団体情報を2026年9月11日に確認しました。

参考情報1


参考
BruxismNational Institute of Dental and Craniofacial Research

参考情報2


参考
TMDNational Institute of Dental and Craniofacial Research


参考
Temporomandibular disorder(あごの痛み・開けにくさ)NHS