矯正中でもおやつを一律に禁止する必要はありません。ただし、固定式装置を壊しやすい硬さ・粘着性と、虫歯に関係する糖分や食べる回数は分けて考えます。
保定装置は、矯正後の歯並びを保つための装置です。取り外し式と、歯の裏側へ固定する方式があるため、食事時の扱いを一括りにしません。
装置別のおやつ選び
| 装置 | 選びやすい物 | 注意する物 |
|---|---|---|
| ワイヤー矯正 | 医院から特別な制限がなければ、強くかまずに食べられるやわらかい物 | 氷や硬い飴など装置へ強い力がかかる物、粘着性の高い物 |
| マウスピース型矯正 | 装置を外して食べ、歯を清掃してから戻せる物 | 装置を付けたまま糖分や色のある飲食物を取ること |
| 取り外し式の保定装置 | 食事時の扱いと保管方法を医院の説明書で確認する | 固定式を含むすべての保定装置を同じ扱いにすること |
虫歯対策は「甘さ」だけでなく回数を見る
砂糖を含む飲食物をだらだら取り続けると、歯を清掃できない時間が長くなります。おやつの時間を決め、水分補給は水や無糖のお茶を基本にし、食後は担当歯科で教わった方法で装置の周囲を磨きます。
参考
標準的な健診・保健指導に関するプログラム(2026年8月11日確認)日本歯科医師会
硬い物を食べて装置が外れたら
ブラケット(歯に付ける小さな装置)が外れた、ワイヤーが刺さる、マウスピースが割れた場合は、装置の写真と症状を添えて当日中に矯正歯科へ連絡します。粘膜へ当たる部分は、医院から渡された、または使い方を案内された矯正用ワックスで一時的に覆えることがあります。自分で接着、切断、加熱はしません。部品を飲み込んだ可能性があっても呼吸が安定していれば、担当医院と公的な医療相談窓口へ当日中に連絡し、受診先を確認します。激しい咳や息苦しさ、声の異常があれば119番です。
参考
こんな時は迷わず119へ(2026年8月11日確認)厚生労働省
痛みがある日は無理に噛まない
調整直後は、温度が極端でないやわらかい物を小さくして選びます。痛くて水分も取れない、腫れや発熱を伴う場合は当日中に歯科へ連絡してください。軽い違和感が続く場合は数日以内、改善しても同じ場所で繰り返す場合は次回診察で伝えます。
まとめ:装置と食べる回数の両方を守る
食べ物の硬さと粘着性、装置を外す必要、食後に清掃できるかを確認します。医院から個別の禁止事項がある場合は、その説明を優先してください。

