虫歯があっても矯正できる?治療の順番と装置別の注意点

虫歯があっても歯列矯正できる?治療の順番と矯正中の対応

虫歯があっても、状態を確認して治療順を調整すれば矯正を検討できます。ただし、進行中の虫歯や痛みがある歯を放置して装置を付けるのは避けます。一般歯科と矯正歯科で、先に治す歯と経過を見る歯を共有してください。

矯正前に虫歯を確認する理由

固定式の矯正装置を付けると、装置の周囲に細菌のかたまり(プラーク)が残りやすくなります。矯正開始前に虫歯が今も進んでいる可能性と清掃状態を評価し、治療が必要な歯と経過を見る歯を一般歯科と矯正歯科で共有します。


参考
White spot lesions in orthodontics: consensus statements for prevention and managementThe Angle Orthodontist 2023;93(6):621–628、DOI:10.2319/062523-440.1、2026年9月11日確認

虫歯治療と矯正の順番

痛みや腫れがある歯は、矯正の通常の痛みと決めつけず原因の診察を優先します。小さな初期変化を削るか経過観察するか、治療予定の歯を矯正計画にどう組み込むかは、画像と口の状態を確認した医療機関が判断します。

矯正中に虫歯が見つかったら

強い歯の痛みや顔の腫れがある場合は当日中に歯科へ連絡します。痛みがなくても穴や詰め物の脱落に気づいたら、次回の矯正調整を待たずに予約を取り、一般歯科での受診日を相談してください。矯正用マウスピースを削ったり、ワイヤーを自分で外したりしないでください。装置を外す必要があるか、矯正を一時中断するかは両院で決めます。

両方の医院へ伝える情報

状況診察前に聞くこと
固定式ワイヤーを使用中虫歯の治療部位に装置があるか。外す場合はどちらの医院が担当するか
矯正用マウスピースを使用中装置番号と交換日を伝え、虫歯治療後のはまり方を誰が確認するか
歯並びを保つ装置を使用中固定式か取り外し式かを伝え、詰め物が変わった後の使用方法を確認する

毎日の予防

装置周囲へ歯ブラシの毛先が届くかを歯科衛生士に確認し、歯間ブラシは隙間に合うサイズを選びます。フッ素入りの歯磨き剤は年齢に合う濃度と量を使い、甘い飲食物を長時間少しずつ取る習慣を避けます。


参考
フッ化物によるむし歯予防(日本歯科医師会)確認日:2026年9月11日


参考
放っておかないでこんな症状(日本歯科医師会)確認日:2026年9月11日


参考
Dental abscess(歯や歯ぐきの膿)NHS