高血圧でも歯列矯正できる?服薬・抜歯・血圧の確認点

高血圧があるだけで歯列矯正が一律にできないわけではありません。ただし、血圧の状態、合併症、服薬、抜歯や外科処置の予定によって安全管理は変わります。「矯正は体への負担が少ないから大丈夫」と自己判断せず、歯科と高血圧を診ている医師へ同じ情報を伝えてください。

初診で持参・申告する情報

  • 最近の家庭血圧の記録と、普段の値からの変化
  • 薬の名前・量・飲む時間。自己判断で休薬しない
  • 心臓、腎臓、脳血管などの病気と治療歴
  • 抜歯、アンカースクリュー、顎の手術など処置の予定

通常の調整と外科処置を分ける

装置の確認やワイヤー調整と、局所麻酔を使う抜歯・外科処置では確認事項が違います。麻酔薬の選択は血圧だけでなく、持病と薬、処置内容で歯科医が判断します。患者側から特定の麻酔薬を指定したり、降圧薬を中止したりしないでください。

診察で聞くこと

当日の血圧が普段より高いときの基準、治療を延期する場合の連絡方法、医科への照会が必要か、痛み止めを含む処方薬との組み合わせを確認します。

緊急症状は歯科予約を待たない

血圧が非常に高い値でも、数値だけでここから個別判断はできません。胸痛、息苦しさ、背中の強い痛み、片側の麻痺、ろれつが回らない、視覚の異常、意識障害を伴う場合は、矯正歯科ではなく119番へ連絡します。症状がなくても普段より著しく高い値が測り直しても続く場合は、当日中に高血圧を診ている医療機関へ電話して指示を受けます。

参考情報


参考
When To Call 911 About High Blood PressureAmerican Heart Association


参考
高血圧症患者に対するアドレナリン含有局所麻酔剤使用に関するステートメント日本歯科麻酔学会


参考
こんな時は迷わず119へ厚生労働省