インビザラインGoは、透明に近いアライナー(歯を少しずつ動かす取り外し式装置)を使う矯正システムです。通常版との大きな違いは、動かす対象が奥歯を除く計20本に限られることです。「前歯だけ気になる」という希望があっても、奥歯の移動や大きなかみ合わせの改善が必要なら適応しません。
インビザラインGoで動かせる範囲
メーカー公式ページでは、上下の前歯から小臼歯までの計20本を対象とし、大臼歯(奥の大きな歯)を動かす必要がある症例には使えないと説明しています。見た目だけで判断せず、レントゲン、口腔内写真、歯型などを用いた診断が必要です。
通常版と比べるときの3項目
| 比較項目 | インビザラインGo | 通常版 |
|---|---|---|
| 移動対象 | 奥歯を除く計20本 | 奥歯を含む治療計画に対応する場合がある |
| 向く可能性がある状態 | 対象範囲内で改善できる前歯中心の歯並び | 奥歯の移動を含む、より広い治療計画 |
| 確認点 | 追加アライナー、再診断、保定、治療範囲外の費用 | |
「短期間」「低価格」という表示だけで選ばず、自分の治療目標が対象範囲内で達成できるかを確認してください。期間と費用は口の状態や医院の契約で異なります。
契約前に歯科医師へ聞くこと
- 奥歯を動かさずに、かみ合わせまで安定させられる計画か
- 治療計画の修正や追加アライナーは何回まで費用に含まれるか
- 虫歯・歯周病の治療、IPR(歯と歯の間を必要な範囲で削る処置)、保定の費用
- 計画どおり進まない場合に通常版やワイヤー矯正へ変更できるか
治療中に連絡したい状態
アライナーが大きく浮く、割れた、紛失した、強い痛みが続く場合は、次の装置へ自己判断で進まず当日中に治療中の医院へ連絡します。装置番号、交換日、装着時間と写真を伝えると状況を共有しやすくなります。
インビザラインGoは「通常版の短縮版」ではなく、動かせる歯が限定された別の選択肢です。対象範囲、かみ合わせの目標、追加費用と計画変更時の扱いを書面で確認してから決めましょう。
製品公式情報
参考
インビザライン Go矯正(インビザライン・ジャパン公式)確認日:2026年8月11日
参考
矯正歯科治療について(日本矯正歯科学会)確認日:2026年8月11日

