歯列矯正を安くする方法!知っておきたいポイントと節約術
歯列矯正は、健康面でも見た目でも大きなメリットがある治療ですが、どうしても費用が高額になりがちです。「歯列矯正 安くする」というキーワードで検索している皆さんも、費用面で悩んでいるのではないでしょうか?でも安心してください!今回は、矯正治療を少しでも安く済ませるための方法をしっかりと解説していきます!
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矯正費用を直接安くする方法とは?
まずは、矯正治療の費用を直接安くする方法から見ていきましょう。治療費そのものを減らすための方法は以下の通りです。
1. 部分矯正や小児矯正を検討する
部分矯正や小児矯正は、全体的な歯列を整える必要がない場合に費用を大幅に抑えることができる選択肢です。特に、前歯だけを矯正する場合や子どもの早期矯正では、全体矯正と比べて半額程度に抑えられることがあります!
部分矯正や小児矯正は、適応症が限られており、全員が対象となるわけではありません。カウンセリング時に、自分やお子様が対象かどうかを確認することが大切です!
2. 費用の安い矯正装置を選ぶ
矯正装置には様々な種類がありますが、見た目を気にしない場合は金属ブラケット装置を選ぶことで、治療費を抑えることができます!金属ブラケットはスタンダードな矯正装置で、白い装置と比べて目立つものの、費用はかなり安く済みます。実は、海外ではまだまだ金属ブラケットが主流なんです。
矯正方法 | 費用 | 見た目 | 治療期間 | 痛み | 歯磨きのしやすさ |
---|---|---|---|---|---|
インビザライン | 約80万〜120万円 | 目立たない | 約1年半〜3年 | 比較的少ない | マウスピースを外せるので、しやすい |
金属ブラケット | 約60万〜100万円 | 目立つ | 約2年〜3年 | 最初の数週間は痛みを感じることが多い | ワイヤーがあるため、歯磨きが難しい |
セラミックブラケット | 約70万〜120万円 | 比較的目立たない | 約2年〜3年 | 最初の数週間は痛みを感じることが多い | ワイヤーがあるため、歯磨きが難しい |
裏側矯正(リンガル矯正) | 約100万〜150万円 | 完全に見えない | 約2年〜3年 | 最初の数週間は痛みを感じることが多い | 装置が裏側にあるため、歯磨きは難しい |
部分矯正 | 約20万〜50万円 | 目立つことがある | 約半年〜1年 | 比較的少ない | 部分的な装置なので比較的しやすい |
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3. 都心部を避けて矯正治療を受ける
都心部の矯正歯科医院は、家賃や運営コストが高いため、治療費にそれが上乗せされていることが多いです。そのため、郊外や地方で治療を受けると、同じ治療でもより安く済むことがあります!遠出する手間はかかりますが、トータルで考えるとかなりの節約になります。
4. モニターになる
矯正治療のモニターに応募することで、治療費を安くすることができる場合があります。モニターとは、治療の説明症例や治験例として自身の治療過程を提供することです。モニターになることで、通常よりも大幅な割引を受けられることがありますが、治療効果の保証がなされないことや個人情報の公開リスクがあるため、しっかりと確認しましょう。
モニター治療は個人データの公開リスクがあり、治療効果が保証されない場合があります。自分が安心して治療を受けられる条件かどうか、よく確認してから応募しましょう!
初回の支払いを抑える方法もある!
矯正治療費を一度に全額支払うのは、誰でも大変ですよね。そこで、支払いを分割する方法やデンタルローンを活用する方法についても解説します。
1. 分割支払いを活用する
多くの矯正歯科では、金利なしの分割支払いを提供していることがあります。治療期間中に分割で支払いをすることで、一度に大きな金額を用意する必要がなくなり、負担を軽減することができます!
2. デンタルローンを利用する
デンタルローンを使えば、さらに長期間にわたって支払いを分割することができます。例えば、月々2万円以下の支払いを希望する場合、支払い期間を5年程度に延ばすことも可能です。ローンには金利がかかる場合がありますが、支払いを小さく分けることで無理なく治療を受けることができます。
間接的に治療費を安くする方法
矯正治療の費用そのものを減らすことが難しい場合でも、間接的に費用を節約する方法がいくつかあります。これらの方法をうまく活用して、実質的な出費を抑えていきましょう!
1. クレジットカードのポイントを活用する
矯正治療をクレジットカードで支払う場合、大きな金額に対して大量のポイントがつきます。これを使って他の出費に当てることができるため、実質的なキャッシュバックを得るような形になります。特にポイント還元率の高いカードを使えば、数万円分のポイントが戻ってくることもあります!クレジットカードのポイントをうまく活用して、少しでもお得に治療費を支払いましょう。
クレジットカードを使用する際は、支払い限度額や分割払いに対応しているかを事前に確認しておくと安心です。
2. 医療費控除を申請する
矯正治療は医療費控除の対象となるため、確定申告を行うことで税金の一部が還付されます。年間の医療費が一定額を超える場合、治療費の20~30%が戻ってくることもあり、非常に大きな節約効果が期待できます。治療を受けた年の翌年に申告を忘れずに行いましょう!
また、医療費控除を申請する際には、通院にかかった交通費も控除の対象となりますので、領収書や交通費の記録も一緒に保管しておくことが重要です。
医療費控除を申請する際は、レシートや領収書を必ず保管しておきましょう。交通費も控除対象となるため、通院にかかった費用を忘れずに申告しましょう!
3. 祖父母に治療費を負担してもらう
もし祖父母が治療費を負担してくれる場合、これは相続税対策としても有効です。祖父母が孫のために学費や医療費を負担する場合、その金額は贈与税の対象になりません。矯正治療の費用もこれに該当するため、相続税対策として矯正治療を行うことは、両者にとってメリットのある方法と言えます!
もちろん、祖父母との話し合いや信頼関係が大切ですが、もしこのようなサポートが得られる場合は、ぜひ活用してみましょう。
矯正治療を安くするためのリスクと注意点
矯正治療を安くする方法はたくさんありますが、安くすることによっていくつかのリスクが伴う場合もあります。治療に関するリスクについても知っておくことで、安心して治療を受けることができます。
1. 治療中の痛みや違和感がある場合がある
矯正治療では、歯が動くことによる痛みや違和感が出ることがあります。これは歯列矯正に伴う自然な反応ですが、特に装置をつけ始めの頃に強く感じることがあります。痛みは個人差があるため、治療中に気になる場合は、歯科医師に相談して対応策を取ってもらいましょう。
2. 矯正装置による口内炎のリスク
矯正装置が唇や頬の内側に擦れて、口内炎ができやすくなることがあります。特に金属ブラケットを使用している場合は、摩擦によって口内の皮膚が傷つきやすいです。治療中にできる口内炎には、保湿ジェルや保護ワックスを使うなどして対策を講じましょう!
インビザラインは?
インビザラインのようなマウスピース型矯正では、装置が歯の表面にないため、このリスクは比較的少なくなります。また、食事や歯磨きの時にはマウスピースを外せるので、衛生面でも安心です。
3. 虫歯や歯肉炎、歯周病のリスク
矯正装置を付けている間は、歯磨きが難しくなることが多いため、虫歯や歯肉炎、歯周病にかかるリスクが高まります。特にワイヤーやブラケットを使用している場合、食べ物が挟まりやすく、細菌の温床になることがあります。
矯正装置を付けている期間中は、定期的なクリーニングやフッ素を含む歯磨き粉を使うことをお勧めします!口内の清潔を保つために、日々のケアが非常に重要です。
4. 保定装置を使わないと後戻りする可能性
矯正治療が終了した後は、保定装置を使用しないと歯が元の位置に戻ってしまうことがあります。保定装置は、歯列矯正後の美しい歯並びを保つための重要な器具です。治療が終わった後も、数年間は装着を続けることで後戻りを防ぎます。適切な装着期間を守りましょう!
5. 完成物薬機法対象外の装置に注意
一部の矯正装置は、完成物薬機法(医薬品医療機器法)に基づかないため、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。特に海外製の装置などでは、このリスクを事前に確認しておくことが重要です。治療を受ける前に、使用する装置が日本の法規制に適合しているか、医師に確認しましょう。
完成物薬機法対象外の装置は、トラブルがあった場合に保証が受けられないことがあります。事前に確認して、安全な治療を選びましょう!
矯正治療の費用を抑えるための追加のヒント
ここまでに紹介した方法以外にも、矯正治療費を少しでも安く抑えるための小さな工夫があります。意識することで、さらに節約できるポイントを見ていきましょう。
1. キャンペーンや割引をチェック
一部の矯正歯科では、開院記念や季節ごとのキャンペーンで割引を提供している場合があります!特に新規開院の歯科医院では、患者数を増やすためにお得なプランを用意していることもあるので、定期的にチェックしてみましょう。
Webサイトでのモニター募集やキャンペーン情報は、直接「モニター募集」などと書かれない場合もありますが、実際に問い合わせることで特別な割引が受けられることもあるので、ぜひ確認してみてください!
2. 見積もりは複数のクリニックから取る
矯正治療は自由診療であり、料金はクリニックごとに異なります。ですから、治療を始める前に複数の歯科医院で見積もりを取り、費用や治療方法を比較することが大切です!特に、初回カウンセリングが無料のクリニックを活用すると、お金をかけずに比較検討ができます。
さらに、治療内容だけでなく、治療期間や通院頻度も比較のポイントになります。自分に合った治療法と価格のバランスを見つけることが節約の鍵です。
3. 歯科保険に加入しているか確認する
日本では、一般的に矯正治療は保険適用外とされていますが、特定のケース(顎変形症や外科的矯正が必要な場合など)では、保険が適用されることもあります。また、海外や日本の一部の保険会社では、民間の歯科保険で矯正治療の費用をカバーできることもあります。
治療開始前に、自分が加入している保険プランを確認し、適用されるかどうかを調べておくとよいでしょう。
矯正治療に関するQ&A
矯正治療に関してよくある質問を集めました。治療に対する不安や疑問を解消しましょう!
矯正治療の痛みはどれくらいですか?
個人差はありますが、歯が動くときに圧力を感じ、多少の痛みを伴うことがあります。特に装置をつけ始めた最初の数日は違和感が強いです。ただし、痛みは時間とともに軽減され、ほとんどの患者さんは数日で慣れることが多いです。
金属ブラケットはどのくらい目立ちますか?
金属ブラケットは、他の矯正装置と比べて目立ちやすいですが、費用が比較的安価であるため多くの方に利用されています。また、透明ブラケットやセラミックブラケットと比べても、治療効果に優れていることが特徴です。
矯正治療はどのくらいの期間がかかりますか?
治療期間は、個々の症例によって異なりますが、一般的には2〜3年が平均的な期間です。部分矯正や軽度の歯並びの改善の場合は、さらに短い期間で終わることもあります。
インビザラインはどんな人に向いていますか?
インビザラインは、目立たない矯正装置を希望する方に特に向いています。また、取り外しができるため、歯磨きや食事の際にストレスなく過ごすことができます。ただし、自己管理が必要なため、装着時間を守ることができる方に適しています。
保定装置はどのくらいの期間使う必要がありますか?
保定装置の使用期間は、矯正治療後の安定期間を保つために数年かかることが一般的です。歯の後戻りを防ぐためにも、医師の指示に従い、保定装置を適切に使用しましょう。
まとめ
矯正治療を安く済ませるためには、様々な工夫や選択肢があります。部分矯正や費用の安い装置を選んだり、分割払いを活用したりすることで、無理なく治療を進めることができます。また、税制上の優遇措置やクレジットカードのポイント活用など、間接的に費用を節約できる方法もあります。
ただし、治療費を抑えるために選んだ方法には、いくつかのリスクも伴います。痛みや口内炎、虫歯のリスクなどに注意しながら、適切なケアを心がけることが大切です。ぜひ、これらのポイントを参考にして、自分に合った治療方法を見つけてくださいね!
銀座で働く現役歯科衛生士の木村さん